杉並区議選2003を前に 「視点」
 将来の福祉や教育を充実させたいというのなら、
 まず、なにより財政再建が必要

 政策的には、抜本的な財政再建や斬新な教育改革に重きをおいた主張をします。

 誰もが「住み慣れた地域でいつまでも暮らせる環境」や「快適で安全なまちづくり」の実現を望みます。しかし、何を行うにも本来は「先立つもの」が必要であり、健全な財政運営に努めなければ、それらの実現はできません。

 これを無視した財政運営を続ければ、いま一時は良くても、数年後、数十年後、そして子どもや孫の世代が、そのツケに苦しむことになります。そうした懸念は年々高まっています。

 要望の多い子育てや介護への支援、みどりの保全、地域美化・・・そのいずれのためにも、まずは財源を確保することが課題となっている昨今なのです。

 そうでなくとも、現在、行政は実に多くの固定負債を抱えるようになっています。このようななかで、杉並区を「好感度の高い住宅地」として中長期的に維持・発展させていこうと思うとき・・・・やはり財政の健全化は第一の命題であり、そのなかで必要な財源を計画的に確保していかなければ、実現は絶対に不可能と考えます。

 堀部やすしは、こうした考え方から、今後の重点課題として、

  1.  高すぎる公共事業と「お役所仕事」---- 今後も区の入札・契約改革に取り組みます。(→詳細

  2.  区債残高は減っても、固定負債は着実に増えています。少子高齢化対応など「真に必要な政策」に財源を振り向けるためにも、成果思考を重視し、懸案への賛否を決定します。

     今後も、バラマキやお手盛り予算には厳しく対応し、とくに契約金額が巨額等で著しい問題がある場合は、今後も監査請求など法的手段も辞さない姿勢で取り組みます。(→詳細

  3.  教育改革は待ったなし。「ゆとり教育」一辺倒ではなく、構造改革特区法を活用し、区立でも多様なカリキュラムを実現したり、これまでにないタイプの新しい区立校の実現をめざします。(→詳細

 具体的には今後の重点課題のページをご覧ください。


 長くもあり短くもあった4年間でした。全国的に話題になったレジ袋税の審議をはじめ激動する政治の現場で数々の審議に参画することができたことは、何にもかえられない経験となりました。この経験を活かしていきたいと考えています。

 ただし、選挙はあくまで議員となる入口に過ぎないもの。抱えている課題の困難さを考えれば、こんなところで疲れてはいられません。問題は選挙そのものではなく、むしろ選挙後が重要と思っています。
 2世でも何でもない無名の私にあえて貴重な議席をお与えくださったみなさんへの責任として、今後も利益誘導や金権政治とは一線を画し、誰にも媚びへつらうことなく、初心を貫く決意です。

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